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シアターボイス

Our theater 僕らの映画館 第8回
「シアターボイス」伊藤 文一 インタビュー

地域貢献のためにも映画館を作るというお話も聞きましたが、実際のところは何か実感されることとかありますか?

やはり「駅前対郊外」っていう構図がありますよね。で、郊外に大型店があってやっぱりファミリー層はそっちに流れていって、駅前とか商店街はお客さんが少なくなっているという現状はがあります。そういう中で駅前に映画館があるっていうのは地域貢献としての意味合いがあるかなと思っています。まあ映画館を上映することによって一ヶ月間に1000人とかのお客さんが実際来てる訳ですからね。そういう意味ではやってないときは0な訳でやる意味はあると思います。やっぱり何も無しで来てくれ来てくれって言っても無理ですから、足を運んでもらう何かを考えないとダメですよね。

伊藤さん個人としてはシネコンという物自体をどういうふうに捉えていらっしゃいま
すか?

それは役目としては非常に大きな価値があるんじゃないですかね。雰囲気もそうですし、入った時に好きな映画を選べるという利便性もありますよね。環境的にもいいですし、新しく生まれたシステムですから色んな見方ができますね。だた小売業でもそうですが、大が小を飲み込んでしまうという現実はある訳ですから、その中で今まで100だった物が今も100かというと映画の場合は必ずしもそうではなく、多様性の面でちょっと行き過ぎてないかなという面もあります。昔はスクリーン数としては少なかったかもしれないけど、ピンク映画から色んな映画を観れました。今はもう選択肢が無いと言うかそこでやっていうものしか観れないですよね。やはり多様性って言う意味で多少問題がありますかね。

全国各地のミニシアターがそうだと思うんですが、今は作品数が多くなってきていると思うんです。現状では一日4回同じ作品を上映されているようですが今後一日1回は何か違う作品を上映するというようなことは考えていませんか?

将来的には考えてはいます。ただまだ始めたばかりなんで配給会社さんとの信義作りが大切だと思っています。そういう関係が出来た時に考えたいと思います。なので初めて取引する配給会社さんのところは全部回ったんですよ。電話じゃなくてしっかり顔を合わせてね。ウチらの生い立ちから話してこういうことでやりたいのでお願いしますと。最初は何しに来たのって顔してましたけど(笑)私の場合は東急百貨店の名刺を持っていましたので多少信頼はあったかと思うんですが。

今問題になっている、劇場内で撮影したのもがインターネットで出回るというこの現状についてどう思われますか?

マーケット的にはある程度貼りついっちゃってる部分があるんじゃないですかね。映画館に行く人と、足を運ばないでそういうものばかり観る人と。ただ問題は、映画館に足を運んでくださるお客さんの層を増やすために何をするのかですね。これは若いうちから観ていただくってことですね。やっぱりDVDで借りてきて家で観るよりはスクリーンで観たいと思っていただく。当たり前の話なんですけど、映画を観る人は観るし、観ない人は観ないんですよ。それ感じますね。何やったって映画観ない人は観ないんですよ(笑)

今後何かシアターボイスとして考えていることはありますか?

とりあえず3月に一度何か1周年記念的な上映を出来ないかというのはあります。まだちょっと具体的には決まってないですけどこれからしっかり考えていきたいと思います。



伊藤 文一
コミュニティシネマきたみ 事務局長。

シアターVoice(シアターボイス)
特定非営利法人「コミュニティシネマきたみ」が運営する映画館。映画を愛し楽しみたい方のために多くの意見を聞きながら上映することを目的とした映画館。

きたみ東急百貨店内6Fホール109
北見市大通り西2丁目1番地
0157-31-3111
(祭日以外、毎週火曜日休演)


Our theater 僕らの映画館(バックナンバー

小笠原 将士
1977年早生まれ。ラベンダーの街、北海道中富良野町出身。高校は旭川、大学から現在まで札幌在住。95年大学時代に映画に目覚める。01年から富良野に映画館を!という野望が・・・


有本 共行
1984年生まれ。ジンギスカンの街、長沼町出身。現在札幌市在住。
大学入学直後、映画に目覚める。大学では「映画館論」が研究テーマ。



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