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近未来美術研究所インタビュー

対談 イナダ(劇団イナダ組代表)×武田晋(ゴールデンキラーズ代表)

昔の資料を見ると当時武田さんは芸名だったんですか。

武田:

ちょっとおだってたんですよ。

   
イナダ:  民川裕司って名前だったんだ。タケがすごく吉川晃司ファンだったの。吉川晃司がデビューの時に映画に出てて、その時の役名が民川裕司だったの。って今言っても誰も知らないけどね。

2年ほど一緒にやった後、武田さんが退団

イナダ: 

ひどい話でさ。劇団にしたほうがいい、定期的にお芝居をやったほうがいいって武田が言うから劇団にして。それで2年くらいやって、じゃあこの次の芝居どうする?って言ったら、「やめます」「やめます」「やめます」って7人くらい役者いたんだけど5人くらい「やめます」って。

やめたきっかけは?

武田:  

それはいろいろな事情があって。若かったんで、今すぐやらないといけないというのもあったし、その時たまたまイナダさんが疲れていた時期だったのかもしれない、模索中だったのかもしれない。そこで少しテンションが切れたというのもあります。

武田さんが抜けて劇団はどうなりました?

イナダ: 

もうやめようかなと思ったんですよ、仕事も忙しかったし。
でも、その頃札幌演劇祭みたいなのがあってイナダ組に残った女の子二人ともう一人知り合いの女の子3人がそれに出たい、て言って。その時は「私が本を書くからイナダさんが演出をして」って言われて「あ、いいよ」って言ってやり始めるうちに、結局俺が本も書いて演出したんですよ。
タケや色んな人がいなくなってグシャグシャの時に4人芝居をなんとなくやっちゃった。やってみたら思いのほか人がいなくても、女の子だけでも、まぁいいんじゃない?っていう。それがなかったらもうやめてたんじゃないかな。
で、またやるかな、って思った時に学園演研の人たちと知り合って人が増えてきたっていうか。気がついたらまた7人とか8人とかっていう人がいるようになってきて、それである程度今の形になってきた。た。

一方武田さんはどのような活動をしていたのですか。

武田:  

イナダ組を抜けて他の劇団で2年勉強したあと独立してジーウィルスを作りました。最初一人で始めましたね。募集をかけたり色々声をかけて。ほんとにゼロから。それまで役者しかやってなかったんですけど、なかったのんですが、ジーウィルスでは誰も台本を書いたり演出をしたりしてくれる人がいないので自分でやりました。大変なことだったんだ、ってやってからわかり始めましたね。

最近ジーウィルスからゴールデンキラーズに改名されましたね。

武田:

なんか名前の印象がよくないですよね。

   
イナダ:  そうかー?ゴールデンキラーズのほうが印象悪いだろー。
   
武田:   すごいコテコテで覚えやすいでしょ。恥ずかしい感じで。
   
イナダ:  ウィルスのほうが短くて覚えられるだろ。
   
武田:   ウィルスってのは世間的によくないじゃないですか。劇団を立ち上げて10年経ったのもありますね。もうこれ以上変わりようがないのかな、と思ってギラギラした名前に改名しました。

お互いの芝居は見ていたのですか?

武田:  

見てますね。

   
イナダ:  全部は見てないけどほとんど見るかな。

お互いの印象は?

イナダ: 

俺は良く言うんだけど、自分が武田と一緒にやってた頃の芝居を武田がやるから、自分の昔を見ているようで、もう気恥ずかしくて。嫌いじゃないんだけど自分がやらなくなったかんじのものをストレートに相変わらずやっているのを見ると…、自分を見ているみたいなかんじがするから恥ずかしいんだよね。

   
 
   
武田:  結局俺はイナダさんとかにインスパイアされちゃっているから。出すモノが似ているね、とか言われて当時はイヤだったけど今はもうないですね。それが自分かなと思っているんで。
イナダさんの芝居は「えぇー」と思う時と「おーっ!」と思う時とありますね。やっぱり13年前と同じことはやってないですよね。あ、でもセリフはなんか必ずでてくる同じ言葉があったりしてそこは面白いですね。「おひさしぶし」。
   
イナダ: 「おひさしぶし」はわざとだけどね。
   
武田: 当時は本当にそうやって書いてた(笑)
   
イナダ: ただ単に頭が悪くて「おひさしぶし」と思ってただけで。みんなに指摘されてから、あ、そうだね!って。今ではもう面倒くさいから、あえてそのまま。言わされる人たちは可愛そうだなーと思いながら。

13年間、交流はあったんでしょうか

イナダ: 

あった時代もなかった時代もあったよね。会わなかったら2年くらい会わなかったこともあったよね。

   
武田:  そうですね。積極的に会うかんじでもないし。
   
イナダ:  電話番号知ってるけどわざわざかけるでもないし。
   
武田: イナダさんのところに手伝ってもらう時に電話するとか。
   
イナダ:  ここ1、2年はちょこちょこ会ってるよね。それぞれのお芝居を見に行ったら劇場で、「よう久しぶり」ってくらいで。

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